桐朋小学校の試験内容

桐朋小学校の試験内容 桐朋小学校の試験は2日間あり、1日目の1次試験に合格した子どもが2日目の2次試験を受験することが出来ます。1次試験は個別で受験するペーパーテストです。
例えば、しりとりや質疑応答などで言語力を試すものや、常識力を試すものがあります。嬉しいことに試験では文字の読み書きは求められておらず、自分の名前がひらがなで読める程度で大丈夫なので安心してください。また子どもが左利きの場合でも、試験の中で不利にならないように措置をしてくれます。2次試験は、いくつかのグループに分けられて、課題を各グループに与えられた道具で協力して作るというものがあります。この試験では子どもの行動を観察するという目的があります。
さらに、珍しいことに両親の面接はありません。桐朋小学校では入学試験の事前準備をあまり好意的にとらえられてはいませんが、試験内容は非常に難しいです。それに加えて倍率も高いので、過去問題集をやって事前準備するに越したことはないでしょう。

滑り止めとして桐朋小学校受験を考えている方へ

滑り止めとして桐朋小学校受験を考えている方へ 桐朋小学校は創立60年以上の歴史を誇り、小学校だけでなく幼稚園や中学・高校(それぞれ男女別)や短大・大学も擁する伝統校です。小1の募集人数は72名ですが、幼稚園からの内部進学26名を含んだ人数なのでかなりの激戦になります。受験者は2018年は344人(倍率4.8倍)、2019年は386人(倍率5.4倍)、2020年入試は442人(倍率6.1倍)と、最近はどんどん志願者が増えています。
桐朋小学校の試験内容は非公開ですが、受験した子どもたちや保護者からの聞き取りなどから、ペーパーテストや面接は行われていないと言われています。試験内容は、与えられた画用紙やテープなどを使って指示やテーマに沿って何かを作る「工作」などが行われるようです。
単純な工作やお絵かきというよりは、作りながら友達と会話したり協力し合ったり譲り合ったりする場面を先生がチェックする行動観察の側面が大きいようです。単に知識や処理能力が高い子どもではなく、人間性や協調性を兼ね備えた子どもを入学させたいという意図が感じられます。ペーパー試験がないため桐朋小学校に絞ったペーパー対策が不要ということで滑り止めとして受験を考えている人もいるでしょう。ただし上記のように人間性が問われ、倍率も高いので油断は禁物です。