桐朋小学校の運動会の特徴

桐朋小学校の運動会の特徴 桐朋小学校の運動会は2つの要素で構成されているのが大きな特徴で、1つは日常の体育学習の発表です。これはリズムに合わせて全身を使う表現活動と民舞や器械運動を基礎とした身体表現運動で、それぞれがテーマを掲げ自分の体で表現していきます。体育の授業の他にも、総合・社会・美術の時間も使いながら歴史や背景にもアプローチし、総合的に学習を積み重ねてきた成果を運動会という場で表現します。もう1つは対抗競技で、桐朋小学校の伝統競技でもある大玉リレーは上級生がリーダーシップを発揮して下級生を導いていき、3年生から6年生まで1つの大玉を繋いで競っていきます。また、1年生と2年生で構成される玉入れも見どころで、こういった学年対抗の競技は各クラスが自分達のプライドを賭けて競技を繰り広げていくので、普段はなかなか見られない生徒のさまざまな姿を見ることができます。他にも用具準備や会場のライン引き、放送などといった作業に全力を尽くし、助け合いながら成長へのきっかけを作る機会となっています。

桐朋小学校では他の学校にはない行事が行われている

桐朋小学校では他の学校にはない行事が行われている 入学式や卒業式、運動会や音楽会などといったさまざまな行事が行われている桐朋小学校ですが、4・5・6年生は毎年必ず桐朋学園八ヶ岳高原寮で合宿活動を行っており、これは他の学校にはない行事の一つといえます。合宿初日のナイトハイクでは森の夜の闇に入り、目を凝らしながら夜の森の匂いを体験していきます。2日目は早朝散歩からスタートし、ハイキングや間伐体験を通して子供達の中にある自然を呼び覚ましていきますが、これがこの合宿の大きな目的の一つとなります。もう1つの目的は集団生活を体験させるということで、みんなで同じ部屋に泊まることはもちろん掃除や野外での炊事、グラウンドで日暮れまで遊ぶことなど、朝から夜まで一緒の時間を共有することで団体行動の基本を養っていきます。最終日はキャンプファイヤーの火を全員で囲み、心を一つにする時間を過ごしていきますが、このキャンプファイヤーは40数年来、桐朋小学校の合宿で繰り返されてきた光景となります。